絵本の読み聞かせのにおける6つのコツと3つの工夫

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「ただ読む」だけではもったいない!子どもの絵本読み聞かせにおけるコツと工夫

絵本は幼児期の子どもを最も育てる教材の1つだ。

それを知っている人は毎日たくさんの絵本を子どもに読み聞かせとして行っていることだろう。

しかし、(これは私も含めてであるが…)絵本の読み聞かせが、ただ子どもに絵本を読み聞かせることだけで終わってはいないだろうか?

だとすると、それは大変にもったいないことだろう。

なぜなら、絵本の読み聞かせを読むことからもう一工夫加えることで、子どもの成長をもっともっと促すことができるからだ。

ここでは、子どもに絵本の読み聞かせを行う際のコツとできる工夫について考えてみよう。

(その他の参考記事:夫婦で簡単にできる絵本の読み聞かせ方(年間2,000冊以上、疲労回復効果・夫婦仲の向上などのメリットも)

絵本の読み聞かせのにおける6つのコツ

まずは、絵本の読み聞かせのにおける6つのコツについて紹介したい。

コツ1 絵本は子どもの好きな物を選ばせる

まず1つめのコツは、絵本は子どもの好きなものを基本的には選ばせることだ。

子どもに絵本を選ばせると、同じ物をずっと選んだり、分野が偏ったりしてしまいがちだが、それでもいい。

なぜなら、絵本の読み聞かせの大きな目的として、子どもを「本好きにすること」と「読書習慣」をつけさせることもあるからだ。

子どもが学校に通う年代になるにしたがって、本好きかどうか?読書好きかどうか?というのは、その子どもの成績を左右するようなとても大きな問題になってくる。

子どもが読みたい絵本をたくさん読むことで、本能的に「本は楽しいものだ」や「本は役に立つ」という風な印象を心に植え付けてしまえば成功だろう。

本をたくさん読む必要のある、または文章を理解して問題を解く必要のある勉学に対して、他の子どもを大きくリードすることができるだろう。

なお、子どもの選んでくる本に対して、どうしても偏りが大きく、教育上他の絵本を読んであげたい場合もあるだろう。そのような場合は、子どもが選んでくる本に対して「1冊だけ」のような少数の割合で読む絵本に混ぜ込んでも良いだろう。

コツ2 毎日同じ本でも拒まない

この2つめのコツも1つめのコツと理由は似ている。

子どもは、好きな絵本は毎日読んで欲しいと親のところに持ってくるだろう。その時は親は拒まずに読むべきだ。

なぜなら何回も読む絵本は、子どもは惰性でそれを行っているのではなく、毎回異なることを考え、想像し、異なることをその絵本から学んでいるからだ。

退屈なことに敏感な子どもは、同じものをずっとやっているとすぐに退屈になりだだをこねるだろう。そのため、同じ絵本でも学ぶことや新しい発見や驚き等がなければ子どもはすぐに退屈になってしまう。

しかし、そうならないということは、何か新しいものをその絵本でみつけられているからだ。つまりは、それだけ魅力のある絵本なのだ。

毎日同じ絵本を読むことは親にとってとても退屈なことではある。しかし、子どもの勉強のためにつきあってあげると良いだろう。

コツ3 ゆっくり読む

親にとって絵本を読む時間は退屈で苦痛に感じる人もいるかもしれない。

私自身もいつも楽しく読んでいるかといわれると、「そうではない。ときどき面倒くさい時もある。」と答えるだろう。

そのような場合においてよくあるのが、親にとって退屈な読み聞かせを早く終えたいと、早口で、または普通のスピードで絵本を読んでしまうことだ。

絵本を読む時は、小さな子どもでも理解が進むようにできる限りゆっくり読んであげるべきだ。

子どもは親が読んでくれた言葉を頭の中で復唱し、その言葉を租借して何かを頭の中で考えようとする。早口で読んでしまうとその頭の中での一連の流れが読むスピードに追いつかず止まってしまうことにもなりかねない。

絵本を読むスピードは自分ではなく子どもの理解できるスピードに合わせることが重要だ。

コツ4 楽しそうに読む

上でも書いたように、親にとって時に絵本の読み聞かせはとても退屈なものだ。また、ときどき眠たくなってしまう時さえある。そんな時でも、できる限り絵本は楽しそうに読むことが重要だ。

なぜなら、子どもにとって親が楽しそうに絵本を読んでいるか、そうでないかは簡単に分かってしまうからだ。

もし、親が退屈そうに絵本を読んでいたら、子どもはその読み聞かせが楽しいと感じるだろうか?読み聞かせに、または読書に好印象を持つだろうか?

絵本を読み聞かせることで、子どもを本好き・読書好きにしたいのであれば、親も楽しそうに読んでいることが見せることだ。

コツ5 時間の許すかぎり対話しながら読む・子どもの話を聞いてあげながら読む

子どもに絵本を読んであげていると、子どもは色々なことを考え、読み聞かせを行っている親に話しかけてくれるだろう。

子どもは、本当にとりとめのない、または意味のないことも言うので、時間がかかる読み聞かせがさらに時間がかかってしまい、親はいらだってしまうこと立ってあるはずだ。

「静かに聴いてて!」私もそんなことを言ってしまうこともある。しかし、子どもの絵本を読んでいる時の言葉はできる限り聞いてあげるべきだろう。

子どもは、絵本の読み聞かせを聞き、それからイメージを膨らませ、それを親に語ることでさらにイメージを膨らませようとしている。絵本の読み聞かせで頭を良くするには、その対話に付き合うことが効果的なのだ。

また、コミュニケーション能力を身につけようとしている子どもにとっては、絵本の読み聞かせ時における親との対話は、コミュニケーションの初歩でもあり、良いトレーニングになるだろう。対話し続けていると前に進まなくなる問題もあるが、親ができる限り付き合ってあげることだ。

コツ6 抑揚をつけて読むこと、抑揚をつけずに読むこと、両方を行う

絵本を読んでいてときどき疑問に思うことに、絵本は抑揚をつけて読むべきか?それとも抑揚をつけずに読むべきか?ということがあるだろう。

結論からいうと、どちらかというと抑揚をつけずに読んだ方が読み聞かせの効果は高まるが、両方をうまく場合によって使い分けるのが良いだろう。

具体的には、いつもは、絵本を抑揚をつけずに淡々と読むのが良いだろう。

なぜなら、抑揚をつけずに読んだとしても、子どもは頭の中で理解する時に自分なりの想像力をもって抑揚をつけ、ストーリーを理解していくからだ。

この場合に親が抑揚をつけて読んだ場合、親の想像でつけられた抑揚が、子どもの想像を制限したり邪魔したりしかねない。そういった理由から普段は抑揚をつけずに読むのが良いだろう。

それでは、どのような時に絵本を抑揚をつけて読んだら良いのだろうか?それは、子どもが絵本の読み聞かせに興味をあまり示さないような時だろう。

気分や取り扱う絵本の内容によっては子どもの絵本への食いつきが悪い時や興味がない時があるだろう。そのような時に抑揚をつけて読むと楽しく聞き、子どもの絵本への食いつきや興味は大きく改善するだろう。

絵本の読み聞かせタイムを楽しい物にするためであれば、抑揚をつけて読む方が効果は大きい。

絵本の読み聞かせの効果を最大限高めるために!絵本の読み聞かせ時にできる工夫3つ

上では、絵本の読み聞かせのコツを紹介した。

次は、絵本の読み聞かせの効果を最大限高めるためにできるさらなる工夫について触れておこう。ここまですべてできれば、子どもの頭を良くするために絵本の読み聞かせがとても効果的に働くはずだ。

工夫1 子どもと絵本の内容について話し合いながらの読み聞かせ(質問・クイズ形式)

まず1つめにできる工夫は、子どもと絵本の内容について話し合いながら絵本の読み聞かせを行うことだ。

こうすることで、親子間のコミュニケーションがとれることはもちろんのこと、子どもが絵本の内容についてより理解することにもつながるだろう。

また、子どもや親自身が会話の内容について少し困るようであれば、質問・クイズ形式で、子どもに絵本の内容に関連するクイズを出してやっても良いだろう。

子どもはさらに絵本の読み聞かせに集中して取り組むことができるだろう。

工夫2 絵やねんどを使って絵本の内容を表現させる

子どもにお気に入りの絵本があれば、それを題材として子どもと一緒に絵を買いたり、ねんどを使って表現させると良いだろう。

絵を描くことも面白いが、ねんど遊びもそれなりに面白いだろう。ねんどが完成すれば、絵本の言葉を用いながら遊んでみることも可能だ。

子どもの好奇心や興味を引きながら、子どもを効果的に成長させることにつながるだろう。

工夫3 親のひざの上に子どもを座らせて絵本を読みスキンシップをとることで親の愛情を伝える

例えば、父親など(母親もだ)普段は仕事で忙しく十分に子どもと接する時間が少ないような場合は、子どもを親のひざの上に座らせて、絵本を読みスキンシップをはかるのも良いだろう。

親の暖かい体温や、読み聞かせの言葉を通じて、子どもは親の愛情を感じることができるだろう。

無料の読み聞かせ動画・読み聞かせアプリに効果はあるのか?

最近では動画サイトやスマホアプリなど、絵本の読み聞かせを行うものが増えている。それらには、読み聞かせを行うことと同様の効果があるのだろうか?

結論から言うと、効果はだいぶ低くなるのではないだろうか。

理由は、上で書いたコツや工夫のところを読んだ人であればわかるだろう。

つまりは絵本の読み聞かせは、単純に絵本を読んで終わりという作業ではないからだ。

絵本の読み聞かせを「絵本を親から読んでもらうことで、親の愛情を感じながら、楽しく、絵本の世界に入り、コミュニケーションをとりながら理解し、想像力を働かせ、それを表現する。」一連の流れだと考えるのであれば、読み聞かせ動画やスマホアプリは役不足であるだろう。

また、読み聞かせの大きな目的は、子どもを実物の本好きにすることにもある。そのため、デジタルであるそれらでは、デジタル好きになったとしても、本好きになるかというとそれも大いに疑問だ。

忙しいパパやママは「絵本の読み聞かせ」を優先してみては?

仕事などで、普段は子どもと接する機会の少ないパパも(ママも)多いことだろう。

そのようなパパ(ママ)にとって、少ない子どもとふれあう時間にどのように接してあげれば子どもにとって最も役に立つ時間になるのだろうか?と考えるパパも(ママも)いると思う。

それは、小さな子どもについて考えるならば2つで、1つは「外での運動」で、もう1つは「絵本の読み聞かせ」だろう。

外での運動については、夜や雨の日にはできないものだが、絵本の読み聞かせは絵本さえあればいつでもどこでもできるものだ。少ない時間で子どもにしてやれることを探している親にとっては、絵本の読み聞かせはとても効果の高いことだ。

忙しい親は、まず子どもに絵本の読み聞かせを行うことから優先してみてはどうだろうか?




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