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この記事の内容
集中力がない父 我が子の集中力はどうやって鍛えるか?
お恥ずかしながら、私(筆者)はとても気が散りやすく、集中力がありません。
もちろん好きなことをやっているときにはとことん集中してのめり込むこともありますが、それはまれで、そうでない場合は集中できないことも多くあります。
だんだんと成長している私の子どもを見ていますと、子どもについても集中力が欠けるような場面が見られるときがあります。
もちろん、このままでは(自分のようになってしまうため)だめでしょう。
勉強・仕事・趣味でもすべてを左右する「集中力」の有無
これから子どもが学校に行くようになり、または就職して仕事についてからも、または、趣味やスポーツを行うようになっても、「集中力」は最も大切な能力の1つです。
これが高ければ高いほど、同じ時間で同じことをしても習熟度に大きな差がついてしまいます。
はたして、私の子どもも含めてであるが「集中力」を高めることはできないのでしょうか?
もちろんそんなことはないでしょう。
親の接し方次第で、集中力を高めることもできれば、逆に低くしてしまうことさえもあります。
親の習慣・教育などによって集中力を使うことに慣れていない、または集中力がないと思えるような子どもでも小さな工夫によって集中力を高める・鍛えることは可能です。
今回は、子どもの集中力を高める・鍛える方法について8つ考えてみましょう。
子どもの集中力を高める・鍛える8つの方法
方法1 競争させ競争心をあおる
基本のところ子どもは競争することが好きです。(もちろん子どもだけではないかもしれませんが。)
だらだらと普段はやっているようなことでも、競争をやっているかのようなゲーム形式にするだけでも子どもは集中して取り組むようになります。
もちろん、ライバルというか競い合う相手がいればいいですが、子どもが小さなときはそんな相手もいないことでしょう。
そんなときは親が競争相手になってあげれば構いません。
親は子どもの競争心を刺激しながら、子どもに少しのところで勝たせてあげて(時々は負けさせてあげて)達成感を楽しく味わえればよいでしょう。
また、自分自身の過去の記録と競争するようにして自分自身と競争してもよいでしょう。
そのように競争しているようなときは、子どもの集中力は最大限発揮されていますし、それらを繰り返すことで、集中力を育てることもできるでしょう。
方法2 目標や課題を自ら設定し達成する習慣をつける
人は普通、人から強制された目標に集中することはできません。
やらされ仕事だからであって、これについては大人も子どもも同じことです。
親は日頃から、目標や課題を与えることに集中するのではなく、子ども自身に作らせる(考える)ことに集中すべきです。
人から与えられた目標や課題ではなく、自分で設定した目標や課題を子どもが自ら取り組むとき、子どもはより高い集中力を発揮するでしょう。
また、それを達成することで強い達成感もえられるはずです。
もし、子どもがまだ小さすぎて目標や課題を設定できないような場合には、成長するに従って少しずつ自ら目標や課題を設定できるように教育すべきでしょう。
方法3 ご褒美よりも子どもが楽しいこと・わくわくすることを優先する
私も含めて親は、子どもに勉強などのやって欲しいこと集中してやってもらうためにご褒美などを設定してしまうことも多くあります。
ご褒美という方法は子どものモチベーションをアップさせるために比較的簡単にできる方法ではあります。
しかし、子どもの集中力を高度に高めようと訓練を行う上では、障害になってしまうこともあります。
例えば、あまりにもご褒美に集中してしまうあまり、本題から気が散ってしまうような場合などです。
そのため、子どもに集中力をつけるのであれば、ご褒美は極力設定しないことです。
そのためには、集中力を訓練する題材としては、「親が望ましいと考えるもの」ではなく、「子どもが楽しい・わくわくすると感じるもの」を与えるとよいでしょう。
何もなければ例えゲームであっても集中する(集中を訓練する)物がないよりかはマシでしょう。
なお、ゲームであっても囲碁や将棋、オセロ等のボードゲームであれば望ましいことでしょう。
それらのもので子どもの集中力を鍛える方法もアリでしょう。
方法4 褒める・認める
通常子どものことを褒める場合、子どもの達成したことを褒めることも多いでしょう。

もしも、子どもの集中力を高めたいのであれば、集中して取り組めたことも褒める・認めることも重要なことです。
後述しますが、一定の時間を計るなどし、一定の時間内に集中して取り組めたならば、集中して取り組めたこと自体も褒める・認めるのです。
また、その成果についても褒める・認めるのです。
方法5 難問にチャレンジしてぶつかっていく姿勢を褒める
デキる子どもとデキない子どもの大きな違いとは何でしょうか?
1つは、この難問にぶつかったときに、ポジティブに楽しんでぶつかっていくか、それともネガティブにできないと逃げるかの違いでしょう。
上でも書いたように、集中したことに対して褒める・認めると同時に、難しいことにチャレンジしたことにたいしても強く褒める・認めることが重要です。
そうやって、子どもが難問に遭遇した場合にポジティブに立ち向かえるようになれば、人として大きく成長できるデキる子ども、またはデキる大人になるでしょう。
方法6 時間を区切る
子どもの集中力を養いたい場合、時間を区切ることなく何かを漫然とやらせていては逆効果です。
タイムリミットをその都度設定することで「締め切り効果」により集中力をより高めることができます。
時間配分については、ポモドーロテクニックなどを参考にしてもよいでしょう。
ポモドーロとはイタリア語でトマトを意味する言葉で、ここではそのトマト型のタイマーを意味しています。
そのポモドーロテクニックとは、そのタイマーを用いた時間管理術の1つで、作業25分、休憩5分を1セットとし、4セット行った後で長い休憩を(5分の代わりに)20分とるというふうな流れで、集中して作業を行っていく時間管理のテクニックです。
もちろん、子どもの場合は、25分も長くなくてよく、10分でも15分でも子どもの集中力が続きそうな時間でよいでしょう。
毎回、勉強などを行うときにタイマーを使用して時間を区切って行うことが大切なことなのです。
また、一定時間内でできた成果(達成度合いや集中できた回数など)を計測・記録し達成感を感じさせることも効果的なことです。
方法7 睡眠はしっかりととる習慣をつける
子どもの集中力を高めるためには、または、高い集中力を発揮するためには睡眠をしっかりとる習慣をつけることが必要です。
睡眠不足で眠くなっていては集中どころではありません。
日頃から、多くの時間を起きて長い時間取り組むのではなく、多くの睡眠時間をとって短時間で集中して、濃く取り組む習慣をつけることが必要でしょう。
方法8 にぎやかな場所でも集中できるように訓練を行う
高度に子どもの集中力を高めたい場合、静かな場所だけでなく、にぎやかな場所でも集中できるように訓練しておければ最高です。
何かを行う場合であっては、常に1人で静かな場所で仕事や勉強を行えるとは限らないからです。
逆に人も多くにぎやかな場所で集中することが必要な場合の方が勉強や仕事などについても多いはずです。
1人で勉強部屋で静かに取り組むのではなく、複数人数でにぎやかな場所で集中するにはどうすればよいか、例えば上で書いたように時間制限をいれるなど、を工夫しながら、にぎやかな場所でも高度な集中力を発揮できるように訓練することが重要でしょう。
そのほかにも、リビングで学習するというリビング学習法で集中して勉強させることなどがあるでしょう。
方法9 集中しているときには話しかけずそっとしておく
子どもが何かに一生懸命集中しているようなときには、話しかけずそっとしておいてあげる必要があります。
そのようなときには子どもは集中しているのと同時に、こういった集中の継続や繰り返しが子どもの集中力を高めることにつながっているからです。
子どもが何かに没頭しているときは時間を関係なくできるだけどこまでもやらせるべきですし、もし集中することなくダラダラやっているような場合はすぐにそのことをやめさせるべきでしょう。
集中力を高める訓練は親から子への最高のプレゼント
親が子ども集中力を高める訓練を行ってあげることは、子どもの将来にとって大きなプレゼントになるはずです。
集中力のない子は何をやっても、上達が遅いですが、逆に集中力の高い子は、何をやっても素早く上達させることができます。
子どもが幸せに成功していくためには集中力は必須の能力なのです。
絵本の読み聞かせ同様、集中力を養うトレーニング・習慣作りは常日頃から取り組む必要のあることなのです。
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