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「3つ子の魂100まで」ということわざがある。小さい頃に身に付けた性格や価値観は一生変わらないという意味でよく使われることわざだ。
ことわざになるぐらいだからこの年代の接し方というのはとても重要だ。
この頃までに受けた愛情や数々の経験がその子の人生を形作ると言っても過言ではないだろう。
3歳ぐらいまでに教えたいこととやってはいけないことについて考えてみた。
教えたいこと(やってあげたいこと)
いっぱい抱きしめてあげること
この世代の子どもに親の愛情を示したい場合、最もわかりやすい表現方法は抱きしめてあげることだ。
そうすることで、子どもは自分が愛されているということを感じ、安心感を持つことができる。
そして、将来子どもが親になったときにも同じように子どもを愛せるようになっていく。
この年代の愛情不足は子どもにとって大きなマイナスであり、子どもの人生に与える影響というのはとても大きい。
たまにであるが、昔の教育を受けた人は、抱きしめたり抱っこしたりするのは「抱き癖」がつくから止めた方がよいという人もいる。
しかし、今ではそれにはなんの根拠も無いことがわかっている。
抱き癖、結構なことだとおもう。
3歳までは、求めるだけ愛情を与えてみるのもいいのではないだろうか。
嫌いなことではなく好きなことにたくさん出会わせてあげること
好きなことをさらに好きにさせてあげること
人間の好き嫌いはこのときからスタートしていると言ってよい。
そして、この好き嫌いが長い年月をかけて得意不得意へと変わっていく。
だから、この時期はたくさんのことに出会わせてあげて、多くのことやものを好きにしてあげることが必要だ。
好きなことが多ければ多いほど得意なことも増えるし、得意なことが増えると子どもの人生も豊かになるだろう。
教えなくてよいこと(やってはいけないこと)
過度に厳しいしつけ
物事の道理がまだ十分にわからないこのくらいの世代にとって過度に厳しいしつけは逆効果となる。
もちろん、叱らないといけないときもあるが、本当に危険なときなど最小限にとどめるようにし、叱るときも短時間で終えなければならない。
「これは、どうやらダメなことのようだ。」とうっすらわかれば十分である。
その後は、その空気を引きずらないようにしたい。
このころの教育やしつけは、子供に伝わることと伝わらないことの両方があり、正直難しい。
とにかく与えることしかできないが、それをやり続けることが一番大切なのだろう。