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この記事の内容
有名な大学を出て、有名な会社に就職し、多くのお金を稼ぐことが本当に幸せか?
親の多くが、子供が幸せに生きるためにはどうすればいいか?親としてできることは何か?を考えるだろう。
例えば、有名な大学を出て、有名な会社に就職し、多くのお金を稼ぐことが幸せと考える人も多いだろう。それは、正解の場合もあれば、不正解の場合もある。
たとえ、有名な会社に就職しても40歳50歳で不幸な人生を送る人がどんなに多いことか、それを自身の身をもって、または身近な他人の姿を見て体験している人たちも多いことだろう。
競争を勝っていくことが人生ではない?
これらのエリート街道の生き方はというと、小さな時から熾烈な競争にさらされるのは必須だろう。
自分の得意なことや好きなことであれば、それほど苦労することなく他より抜きんでることが可能であろうが、そうでないことで人よりも抜きん出ようとすると本当に血のにじむような辛い努力が必要となる。
しかも、自分の好きなことでないことを極めていくのは、苦痛以外の何物でもない。そういう意味では、自分の好きな分野以外で子供を競争させることは子供を幸せにすることには多くの場合つながらないだろう。
子どもが好きな仕事で一生暮らせるようにしてやる
大切なことは、競争を勝っていくために子供を育てるのではなく、子供の好きなことや得意なことをさせるために、または、それで食っていけるようにするために子供を育てることだ。
そのための親の役割はというと、子供の好きなことや得意なことを探すことだ。子供にいろいろな経験をさせてやり、子供が熱く集中できるようなことをじっくりと探すことが親の役割だ。
子供が好きなことや得意なことで、食っていけるように育ててあげることで、子供は苦痛な競争にさらされなくて済むし、たとえ競争になったとしても簡単に他者に勝つことができ、苦労をせずに楽しく暮らせるようになるだろう。
人生は1つではない
学校では大勢の子供たちを同じ基準で画一的に教育を行うが、もちろん人間は一つの基準で測れるようなものではないだろう。
なぜなら、学校教育では、同じ教育内容を全員の子供たちに同じように学習させるが、人間の教育は、コピー機でコピーするようにできるものではないからだ。
画一的な学校教育では多彩な才能を十分に発掘できない。人生の方向性は1つではないのに、1つのように錯覚してしまうことに学校教育の問題があるだろう。
本当は、多くの人の才能に合わせた、多くの生き方や人生があるはずなのに、そういうことは十分に教えない。
学校で優秀な成績を収めて、良い学校に進学して、人気の会社に就職できることが良いかのような価値観しか与えていない場合も多いだろう。
でもそれで幸せになれるかというと、半分以上は不正解だ。
人生の方向性は1つではないことを教え、自分の人生の正解を探させることが子供にとって必要なことだ。
子どもの才能を積極的に探し、埋もれたままにしない
自分もそうなのかもしれないが、多くの大人が自分の才能に気づかないまま一生を過ごすということも多いだろう。
多くの大人が自分が好きでもなく、得意でもない仕事について、苦労したり、不平不満を漏らしているような人は特にその可能性も高い。自分がそうであればあるほど、子供はそうならないように育てることが重要だろう。
子供が自分の好きなことや得意なことで、人生を楽しめるようにしてあげることが親の役割だ。
もちろん、大好きなことをやれば、楽にならない場合や逆に大変になってしまう場合だってたくさんある。しかし、幸せかどうかという観点では、多くの場合、幸せを感じながら生きていくことができるだろう。