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この記事の内容
毎日子どもが「トミカ」遊びばかりで困っている方に
うちの子供の場合もそうだったが、相当のクルマ好きで、相当のトミカ好きだ。
暇さえあれば、自分のコレクションを床に並べ、とても忙しくあちこち動かし続けているものだ。コレクションの数は優に100台を超え、これが本物の車だったら…どこかの国の大富豪だ(笑)とも思ったりする。
同じような状態の子供を持つ親にとって、多くの場合は困ったものだと考えていることだろう。ひとつのことやおもちゃに集中して遊ぶことは決して悪いことではないものの、偏ることはよくないし、ほかの勉強にも注力してほしいものだろう。
この子供のトミカ好きをなんとか役立つ勉強などに活かせないのだろうか?
トミカを教材にして勉強させる
実際はそんなことない。トミカだって十分な教材になりうる。
トミカをただの遊び道具にするか、貴重な勉強の手段とするかは親の関わり方次第とも言える。
2歳〜5歳程度のこどもに使えるトミカを使った勉強法について、以下に考えてみたので少し紹介したい。
1.数の数え方を教える
まずはじめに思いつくのが、かずの数え方を教えるどういうことだろう。車を渋滞のように1台ずつ並べていき、または駐車場に止まっているかのように横に並べていく。
これをかずの数え方がわからない子供に数えさせ、数え方を教えてやるのだ。順番に1、2、3、と一緒に車の数を数えていく。何度も繰り返すことで、数の数え方をあっという間に覚えるだろう。
ある程度数えられるようになったら、「車を15台並べて!」のような問題に発展させても面白いだろう。
2.足し算と引き算を教える
子供が数を数えれるようになったら、次は足し算と引き算を教えてあげるとよいだろう。
簡単な足し算の問題を子供にだし、足し算の内容と同じようにトミカを目の前に並べてやる。最初はトミカを指差し数えながら計算に取り組むだろう。
しかし、これらが頭の中でイメージできるようになってくるにつれて、実際にトミカを並べることなく計算ができるようにもなっていくだろう。
通常、これらの訓練は紙または言葉だけの場合において、単調で退屈になりがちであるが、トミカを使うことでより具体的なイメージをしながら、計算力を鍛えていくことができるだろう。
3.大小を比較させる
複数の車を並べて、車を大きい順や小さい順に並べ替えさせるのも2歳〜5歳程度の子どもにとっては有効な学習法だ。
それぞれのトミカの大きさを認識し、それらを比較することで、ものを認識する力や比較する力が身についていくだろう。
4.色を分類させて色をおしえる
まだ、色について十分に理解していない子どもの場合は、トミカを使って色について教えることも可能だ。
同じ青色の車、黄色の車、白色の車と言うふうにトミカを分けていって、色別に車を分類していくのだ。
トミカには様々な色の車があるので、多くの色の名前を覚えさせることが可能だろう。
5.車の形状や目的によって仲間分けさせる
トミカには数え切れないほど多くの車がある。
例えば、セダンやワゴン、ミニバン、オートバイ、緊急車両、工事車両などのようにだ。
このようなクルマの分類ごとに、子供に分類分けを考えさせることも対象年齢の子どもにとって有効な学習方法だろう。
それぞれの車の形状や使用目的によって仲間を分けさせる、もしくは仲間はずれを見つけることはそれらの年齢にとっていろいろな分析能力を高めることにつながるはずだ。
6.車の名前をひらがなやカタカナ、アルファベットで書かせる
トミカ使って文字の勉強をさせることも可能だ。
トミカを何台か目の前に置いて、文字の表などを見ながらその車の車名をひらがなやカタカナ、またはアルファベットで書かせることで文字の勉強をすることもできる。
トミカを使って実車を見ながらの文字の練習であるので、比較的楽しく文字の学習ができるだろう。
勉強に対する真剣度合いが違う
自分が普段楽しく遊んでいるトミカを使っていろいろな学習を行うことは、通常行うプリント学習などよりも集中度合いや真剣度合いが大きく異なるだろう。
もちろんちゃんとした学習なども重要ではあるが、ちょっと工夫することでトミカなどのおもちゃでも学習ができるのだ。
子どもの好きなものを教材とすることで子どもの集中度合いは大きく異なってくるはずで、勉強の効果を高めるためにはこの「楽しい」という感覚が重要だ。
楽しい勉強すればするほど勉強の関心が高まり、集中すればするほど物事も素早く上達させることができる。トミカやおもちゃを使った学習法についても、決して悪いものではないだろう。