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この記事の内容
体の成長だけではない!!頭(脳)の成長まで決めてしまう幼児期の子ども(1歳~5歳)の食事のこと
バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠、この3つは一定の年齢だけでなく、赤ちゃんから幼児、はたまた老人にいたるまですべての世代の人にとって重要なことだ。
もちろんのこと成長途中の子どもにとっても重要なもので、大人になった時の能力まで決めてしまう可能性だってあるぐらいのものだ。
この記事では、特に幼児期の子ども(1歳~5歳)の成長につなげる食事について、「やってはいけないこと」と「やるとよいこと」について考えてみよう。
まずは、やってはいけないことからだ。
幼児期の子ども(1歳~5歳)の食事でやってはいけないこと1 決まった時間に三食をとらないこと
子どもの食事において、毎日一定ではない不規則な食習慣は避けなければならない。毎日三食を決まった時間に規則的にとることが基本だ。
例えば、子どもは朝食をしっかりとることで体が本格的に目覚め、その繰り返しが子どもの生活リズムを作っていく。
また、夜遅くの食事や、寝る前の食事についても避けなければならないだろう。なぜならば、寝る時間に近い食事は、消化不良や朝食を食べなく原因となりやすい。
毎日三食を規則的にとり、生活リズムとして身につけてあげることが重要なことだ。
幼児期の子ども(1歳~5歳)の食事でやってはいけないこと2 摂取する食事の栄養素が偏ること
もうひとつやってはいけないことは、摂取する食事の栄養素が偏ることだ。
特に近年では、甘い物や糖質の過剰摂取が問題となっていてメディアでも取り上げられるようなことも多くなった。
糖質過多な子どもは、肥満児につながり、多くの場合、子どもはそれを一生引きずって生きていくことになりかねない。また、肥満は多くの病気の原因であり、子どもが肥満で病気になってしまうことのないように注意したい。
食事を考えるにあたっては、たんぱく質、ビタミン、ミネラル等も適切な量がとれるように、また炭水化物や脂質についても適切な量がとれるようにバランスを考える必要がある。
もちろん1食では難しいため、1日三食の中でトータルして色々な物が食べられるように心がける必要があるだろう。
次に「やるとよいこと」について考えてみよう。
幼児期の子ども(1歳~5歳)の食事でやるとよいこと1 DHAの多い食品を食べさせること
まず1つめのやるとよいことは、DHAを多く含む食品をとらせることだろう。
DHAとは、「ドコサヘキサエン酸」のことで、脳などの神経組織に多く含まれている物質だ。
DHAは、脳の発育や機能維持に重要な役割を果たすものだ。したがって、DHAを多く摂取することで正常な脳の発育につなげることができる。または、脳の働きを良くすることにもつなげられるだろう。
DHAを多く含む食品としては、魚(魚類)があるだろう。特にサンマやさば、いわしなど青魚に多くが含まれていて、その他マグロ(トロ)やさけ、カツオなどにも含まれている。
サンマやサバの塩焼きやカツオのたたきなども簡単にできて手軽さでは便利だろう。
また、それらが面倒であれば、缶詰め(さば、いわし、サンマ)でも多くとることができるので缶詰めも隠れたおすすめ摂取方法だ。
幼児期の子ども(1歳~5歳)の食事でやるとよいこと2 コリンを含む食品を食べさせること
上のDHAに加えて、子どもの脳の働きや発育を促したいと考えた場合、摂取しておいた方がよいと思える栄養素の1つに「コリン」がある。
コリンは、水溶性のビタミン様作用物質に分類されるもので、アセチルコリン(脳の神経伝達物質)を作るために必要な栄養素だ。コリンもDHA同様に脳の正常な発達や機能維持につながる物であるため、積極的に摂取したい。
コリンを多く含む食品には、卵(卵黄)や豆腐などの大豆製品、牛肉や豚肉、またはそれらのレバー、ナッツ類があるだろう。(ナッツ類は幼児へ食べさせると事故やアレルギーの恐れがあるので扱いに注意する必要がある。)
「食育」も大切な教育
最近では「食育」という言葉も良く聞かれる。
毎日三食が持つ意味は、単に食べるということだけには止まらないということが「食育」によって知られるようになっただろう。
正しい食の知識や習慣が子どもを健康的に成長させ、大人になってからも病気などをせず、長生きさせることにつながっていくだろう。
正しい食育を行うことも大切な親の役目なのだ。