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この記事の内容
弱くて、傲慢で、頭でっかちで、わがままで、頑固な私がいい親になるはずはない。
時折感情的になって子どもをしかりすぎてしまった時など、「子どもに良くないことを親としてしてしまった」と、自分は「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」ではないかと悩む時もあるでしょう。
もちろん弱くて、傲慢で、頭でっかちで、わがままで、頑固な(全て妻の私に対する評価(泣))私がいい親になるはずはないでしょう。
しかし、本音としては、いい親になることは難しくても、毒になる親には心底なりたくないとは思うところです。
「いい親」と「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」の境界線…って?
実際のところ、「いい親」と「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」の境界線なんて存在せず、判断することは難しく感じるところです。
しかし、最低限判断するポイントというものはあるでしょう。
以下では、この4つができていれば、「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」ではないというポイントについて考えてみましょう。
ポイントは4つで、これらがすべて大丈夫な親で「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」はいないというようなことです。
自分も不十分で、自戒の念も強く込めてではありますが、以下にまとめてみましょう。
自分は「いい親」か?「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」か?見分けられる4つのチェックポイント
チェックポイント1 人の悪口を言わないようにしているか?また、子どもにそうさせているか?
突然であるが子どもに最もダメージを与えることといえば何でしょうか?
色々とあるでしょうが、最もダメージを与えることに1つに「親が離婚すること」があるでしょう。
子どもの情緒を不安定にする大きな原因の1つが両親の離婚です。
この離婚はどのような親に多いのでしょうか?
それはやはり、人の悪口を言わない人よりも、悪口をよく言う親の方が圧倒的に多いでしょう。
そのような親の傾向として、何かの問題が起こると、すぐにそばの人のせいにしてしまいやすいということがあります。
「これは夫のせいだ。」「これは妻のせいだ。」「これは子どものせいだ。」「これは〇〇さんのせいだ。」
人の悪口を言う親は、すべてのネガティブな出来事の原因や責任を自分の行動を振り返ることなく他者に転嫁してしまいがちです。
これでは夫婦関係は当然のこと、親子関係についても将来にわたって安定して続くはずがありません。
まず、「子どもの毒になる親・子どもをダメにする親」にならないためには、人の悪口を一切言わないことを心がけることが必要です。
何か人に対して不都合なことや悲しむこと、怒ることがあったとしても、その原因を自分に探り、反省を忘れないことが必要で、その姿勢を子どもにも身に付けさせるべきでしょう。
チェックポイント2 基本のあいさつをちゃんとしているか?子どもにそうさせているか?
あいさつは人間がほかの多くの人と暮らしていく上で重要なコミュニケーションの道具です。そして、あいさつは人間同士をつなぐ、接着剤や潤滑油のような役割をしています。
人間の世界からあいさつをすべてとってしまえば、人間としての良さがのほとんどが失われてしまいます。
自分も含め身の回りにはあいさつのできる人とできない人の両方がいるでしょうが、それらの人を一度よく観察してみてください。
彼らには共通点がないでしょうか?
わかりやすい共通点の1つとして、あいさつが上手にできる人は、コミュニケーション能力が高く、あいさつができない人は、コミュニケーション能力が低いということがわかるでしょう。
「おはようございます。」「ありがとう。」「ごめんなさい。」例えばこの3つのあいさつが言えない人でコミュニケーション能力が高い人を見たことがあるでしょうか?
私はありません。
特に重要なのは、「ありがとう。」「ごめんなさい。」でしょう。
感謝することと謝ること、特に難しいのは謝ることかもしれませんが、これがちゃんとできればコミュニケーションで困ることはないでしょう。
子どもが幸せに生きていくためには、人間同士のコミュニケーションが不可欠
子どもが幸せに生きていくためには多くの人の役に立ち、または自分も人から多くを受け取るというギブアンドテイクがしっかりとできることがあるでしょう。
これにはコミュニケーション能力が不可欠です。
ここのところ毎年ずっと就活生に必要とされているものも、「英語能力」「IT能力」、そして「コミュニケーション能力」です。
IT能力や英語能力がなくても生きていける、仕事の世界では成功できますが、または、後で努力して身に付ければ良いが、コミュニケーション能力だけは欠如すると成功が難しいですし、そう簡単には後から身に付きません。
コミュニケーション能力を高めるための第一歩が「あいさつ」でしょう。親が率先して見本を示し、子どもに大切なこと、当然のこととして教えていくことが大切なことです。
チェックポイント3 すべてのことに感謝しているか?子どもにそうさせているか?
元来、人間はどちらかというとネガティブなとらえ方をしやすい生き物だと思います。
それは人間の本能的には当然のことのように思えます。
ネガティブなシミュレーションが頭で働かなければ、人間はリスクを認識できませんし、予測もできなければ、それを防ぐこともできないからです。
しかし、本質の部分を深く考えると、1つの事実や物事に対して、それがポジティブとかネガティブとか存在・含有していません。
その事実や物事をポジティブととらえるのか、ネガティブととらえるのかはその人次第だからです。
物事には必ず光と影が存在していて(光が大きいほど陰も大きい、また逆も当然で陰が大きいほど光も大きい)、その人が光の部分に着目するのか?陰の部分に着目するか?ということだけなのです。
当然のこと人としては、ネガティブな考えに傾き過ぎるのは考え物で、その考えに傾けば傾くほど、まわりのネガティブな物をすべて引き寄せてしまいます。
ネガティブな物を引き寄せずに、ポジティブな物を引き寄せるためには、リスクはリスクとして受け取りつつ、また悲しみは悲しみとして受け取りつつ、裏に確実に存在しているポジティブな部分を必死で探すことです。
そうすることで、ポジティブなものをすべて引き寄せることができます。
または、ネガティブにとらえていた事実や物事をポジティブに変えることができるでしょう。
不幸にも感謝することで、その事実や物事がネガティブからポジティブに変わる
そのポジティブな部分を探す時にとても大切なのが「感謝すること」です。感謝することはイコールすべてがポジティブな感情です。
すべての出来事に一喜一憂する人、特に感謝ができない人は物事を悲観的にとらえやすく、そのマイナスの感情は気分を害し、子どもにつらくあってしまうことにもつながりやすいです。
また、子どもにもネガティブに考える姿勢が後天的に遺伝してしまうことにもつながってしまいます。
重要なことは、幸せも不幸も両方感謝することです。
もちろん、不幸を感謝することはそう簡単ではないことは分かっています。しかしそれに努める姿勢がまず大切な事なのです。
もちろん、それに努める姿勢を子どもも見ていますし、また、それに子どももならうでしょう。
子どもが不幸を引き寄せるか、それとも不幸を引き寄せるかは親のこういった行動にかかっています。
チェックポイント4 子どもを認め、信じているか?それを子どもにはっきりと繰り返し伝えているか?
子どもはだれに否定されると一番こたえるでしょうか?または、子どもはだれに認められると一番うれしいでしょうか?
その答えは1つしかないでしょう。答えはご想像のとおり「親」です。
「あなたはできない!」尊敬する親の軽い言葉が子どもの将来をどれだけつぶしているでしょうか?
子どもにとってショッキングなこの一言は、決してはがせないお札のように一生子どもの頭の中に張り付けられ、何かあるごとに自己暗示のように頭の中で再生されます。
本当は優れた才能があったとしても、その才能が出ることを遮るリミッターとして動作し、その子の将来をつぶしてしまうことにもなりかねません。
平凡な子どもでも、認め、信じていることを伝え続ける
こうならないためには、子どもにこのような言葉を絶対にかけないことです。子どもを認め、信じることです。
たとえ平凡な子どもであっても、「あなたは世界一」だと声をかけ続けることです。そうすることで子どものリミッターは外れ、その子の持つ才能を最大限発揮されるでしょう。
「あなたなら大丈夫!」という言葉と気持ちがしっかり伝わっているでしょうか?常に親は意識しておく必要があります。
4つのポイントは子どもにも徹底させる
上記の4つのポイントは、親が徹底し、子どもにもなぜこのようなことをしているのか、ことあるごとに教えてあげることが必要でしょう。
子どもはいつか親になり、教えたもらったように子ども(自分にとっては孫)を育てる時がいつかきます。
その時に子どもは親として、人間として再び一段と成長するでしょう。そして、小どもや孫が幸せに生きていけることにつながっていくはずです。