子ども部屋も学習机も不要!?頭のいい子の育てるリビング学習成功の3つの秘訣

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立派な子ども部屋 子どものためを思った親の行動でも子どもをダメにすることも

家を建てるときに親が大切に考えるのが子ども部屋についてだと思います。

子どもには、頭がよく立派に育って欲しい。

そのためにはしっかり勉強できる部屋が必要だということで立派な子ども部屋を作ってやる場合も多いことでしょう。

もちろんこのような親の行動は、子どもの将来を思ってのことでしょうが、このような行動が子どもに逆効果になってしまう場合もあります。

親子のコミュニケーション不足に陥ったり、誰の目も届かない勉強部屋では勉強に集中できなかったりと逆効果になることもあるからです。

頭のいい子は子ども部屋ではなくリビングで育つ

最近よく言われているのが、リビング学習の効果です。

東大や京大、早稲田や慶応などの難関大学の合格者を分析してみると結構な割合で存在しているのがリビング学習派です。

もちろん、子ども部屋がなかったなどの物理的な要因や家庭的な事情がある場合もありますが、リビング学習には集中力を鍛えられる、親の目がありサボれないなどの大きな効果があり、子どもの学習能力を高めることができるようになっています。

今回は、頭のいい子を育てるためのリビング学習を成功させる秘訣について考えてみましょう。

頭のいい子の育てるリビング学習成功の3つの秘訣

秘訣1 頭のいい子を育てるには、まず親がテレビから卒業をする

リビング学習成功の秘訣の1つめは、まず親がテレビから卒業することです。

多くの家庭の場合、リビングの中心はテレビでしょう。

子どもには、自分の部屋で勉強しなさいと言ってはいるものの、親はリビングでテレビを見ているという場合も多いのではないでしょうか?

親がだらだらとリビングでテレビを観ていては、子どもが勉強する気になるはずはないでしょう。

また、子どもをリビングで勉強させたとしても集中できないでしょう。

そのために、まずは親からリビングでテレビの生活は卒業することです。

「リビング=家族全員でテレビを見る部屋」ではありません。

「リビング=家族全員がコミュニケーションをとり、勉強し、仕事する部屋」に変えることです。

親は何をすればよいかというと、読書や仕事で手本を見せることが一番効果的なことでしょう。

秘訣2 子どもがこもることのできる子ども部屋は作らない

普通、家を建てる場合、子どもがこもることのできるような広くて贅沢な子ども部屋を作ると思います。

しかし、なるべくのところそのような、子どもが1人でこもることのできるような贅沢な子ども部屋は不要です。

基本、子どもは遊びも勉強も親の前で、リビングのようなところで行わせるようにすることです。

贅沢な子ども部屋を作らなければ、勉強も遊びも子ども部屋にこもって行うことはできず、自然とリビングでそれらを行うことになるでしょう。

子どもを子ども部屋にこもらせないことで、親は子どもとの深いコミュニケーションをとることができ、親も子どもの考えや興味関心を観察することもできます。

また、親が読書したり仕事することで手本を見せることもできます。

また、特に悪いのは、親の目に触れずに直接子ども部屋にアクセスできるような子ども部屋の間取りです。

これでは、子どもとのコミュニケーションもとれないばかりか、子どもが何を考えているか?何をやっているか?などの子どもの状態さえ把握できません。

子ども部屋を作るとしても、必ずリビングなどの家族が常にいるスペースを経由しないと行けないようにするなどの工夫が必須でしょう。

秘訣3 勉強も遊びも全てリビングなどの親の目が届くところで

3つめの秘訣は、勉強も遊びも全てリビングなどの親の目が届くところで行わせることです。

子どもは適度な人の目(親の目)があったほうが、頑張っている姿を見せつけることができ、適度に集中しやすいということがあります。

これは、大人でも一緒で、誰にも見られていないようなところでは、だらけてしまったり、仕事や勉強が脱線してしまったりすることがあります。

そのようなとき、大人の場合は、あえてスタバなどのカフェにいって人目の前に出ることもあると思います。

そうすることで、適度なまわり視線が勉強や仕事に緊張感を与えますし、見られていないと思うとなおさらのことだらだらできないため、集中力が落ちません。

子どももそれは同じでしょう。

親の目の前で勉強することで緊張感を持続することができるでしょうし、自分の頑張っている姿を親に見せびらかせることもできます。

また、子どもにとっては他の効果も期待できるでしょう。

それは、子どもの集中力を鍛えることができるという効果です。

家族がいて、比較的騒々しいリビングで勉強することで、集中力が鍛えられます。

こういった環境で集中して勉強することに慣れることで、どのような騒々しい場所でも集中して勉強や仕事ができる高い集中力をもった子どもになることでしょう。

テレビから卒業するために実際に行ったこと

上記のようにリビング学習を成功させる秘訣について考えてみましたが、結構難しいのが、親がテレビから卒業することだろうと思います。

私も以前は、用事がなくともテレビをつけるのが習慣で、テレビの音が家の中からしないとさみしく感じるぐらいテレビっ子でした。

そのため、テレビをつけないこと自体が、部屋全体が静かすぎてさみしく退屈に感じてしまうのです。

そういったこともあり、私の場合は、オンラインの定額音楽サービスで明るめの洋楽やジャズ、ボサノバなどを家の中でカフェのように流しまくりました。

すると家の中が適度に騒がしくなりさみしくなくなったのです。

もちろん、テレビのように集中の邪魔をしないので、親である私自身も仕事や読書に集中できます。

このようにテレビを卒業することが難しい親は、まずは、テレビを音楽に置き換えてみることなどをおすすめします。

どのような音楽を流すかという問題もあるでしょうが、それについては、自分がよく行く好きなカフェなどを参考にするとよいでしょう。

そのカフェで流れている音楽に近い物やジャンル(洋楽・ジャズ・邦楽など)を音楽定額サービスなどのラジオやステーションで流しっぱなしにするのです。

そうすることで、家のリビングが少しお気に入りのカフェのように感じられるでしょう。

家族共有の本棚を

リビングを学習や仕事の場とするならば必ず本棚がどこかに必要となってきます。

そのため、家族共有の本棚をできればリビングの近くに設置できるとよいでしょう。

親の本、子どもの本が全てそろった本棚がリビングなどの勉強場所からなるべく近くにあるのが理想です。

子どもは時々親の本を見てみたりして、知識や興味の幅を広げていくこともあるからです。

子どものいつもそばにいてあげることの大切さ

親子関係で最も大切なことの1つが「いつも子どものそばにいてあげること」だと思います。

この場合、親は何もしなくてももちろん効果はあります。

過保護や過干渉や甘やかしがあるのであれば、逆に何もしないほうがマシでしょう。

同じ空間に親子がいるだけで何もしなくても、得られる効果というのは意外と大きいものです。

親が子どものことを観察・監視できたり、良い意味での緊張感が生まれたり、親の姿を子どもが手本にしたり、等々それらの効果は上のリビング学習について書いた効果そのものです。

それだけではありません。

親がいるだけで、子どもは家庭内で安心感をもって過ごすことができるなど、子どもの心の安定を保つ上でも良い影響を与えます。

そういった点からも、子どもが部屋にこもってしまわないリビング学習法はとてもよいことなのです。




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