1歳から3歳ぐらいまでの幼児教育で重要なことは何か?

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子どもが生まれてから0歳、1歳としばらくの間は、幼児の早期教育を行わないといけないのではないかと私自身も考えたことがあった。

英語をやらせたほうがいいか?リトミック(絶対音感)をつけたほうが良いか?童謡を聞かせたほうがいいのか?などである。

しかし、1歳から3歳ぐらいまでの幼児にとって、「何をやらせるか?」というのはさほど重要なことではないのかもしれない。

それよりも、この時期に重要であるのは、「どのようにやらせるか?」である
その「どのようにやらせるか?」ということについてであるが、重要なポイントは以下の2つだと思う。

対象への楽しいと思う感覚

1歳から3歳ぐらいまでの幼児にとって、この時期は基本的な人間の情緒である「好き」「嫌い」、または「楽しい」「楽しくない」が最も発達する時期である。
楽しいと思うことはみるみる上達し脳も発展するが、楽しくないことを無理やりやらせるのは逆効果である。
楽しくないことは脳にストレスを引き起こし、最悪そのストレスは脳に回復の難しいような障害を与える可能性さえある。

また、怖い話だが、このころに親のことを「好き」と思わなければ、一生そう思ってくれない可能性もあるのではないかと思う。
人間は、「好き」「嫌い」の集合体で人格を形成しているため、このころに親のことを好きにならなければ、最悪人間に対する愛情を持たない子となってしまう恐れもあるかもしれない。

こういう、人間に対して愛情を持てないという人の問題は、頭がいいとかそういう問題以前の問題となる。
いくらIQが高くても人間失格となってしまう。

親の深い愛情

そんな怖い話もあるが、とにかく大切なのは「親の深い愛情」であることは確かだ。

愛情を示す方法は?と考えると難しいかもしれないが、1つは、子どもと多くのコミュニケーションをとることだ。

言葉を子どもは話せなくても常に言葉をかけてあげ、語りかけ、読み聞かせをしてあげ、童謡を一緒に歌ってあげる、歌でダンスをする、
子どもの言葉への応答する、何を言っているのかわからなくてもうなずく、ほめてあげるなど…だ。

熱中して繰り返しをせがむ子どもにあきれて、または疲れてはいけない。
それは脳が最も勉強している瞬間でからだ。

もう1つは、親が子どもがニコニコする方法、笑ってくれる方法を考えて実践することだ。

親は、子どもに、無理を絶対に押し付けることなく子どもを笑顔にし、笑いを起こさせる方法を考えるべきだ。
どうやったらニコニコするか、どうやったら笑ってくれるか、そしてそのまま繰り返してくれるか?
どんな教育についても、これは「鉄則」である。
「笑い」はたまったストレスを発散させるという副作用もある。
この重要なポイントを用いて、子どもを教育すれば、どんなことでも習得できないものというのはないのかもしれないと思う。

親として「こう子どもには進んで欲しい」のようなものがある場合は、それについて真似事を行いこの時期に好きになってもらえるように努力すべきなのかもしれない。

 




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