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この記事の内容
大人の本代と変わらない子どもの本代
子どもが生まれた0歳の時から、読み聞かせが必要なくなるまで(自分で自由に本が読めるようになるまで)の間、毎日繰り返し読み聞かせを行うことは、子どもの教育上とても大切なことだ。
しかし、毎日読む本も、毎日毎日、繰り返し読んでいると当然のことながら子どもも飽きるだろう。
加えて、子どもの絵本の値段もそれなりにするし、本代も馬鹿にならないだろう。
お金をかけないためには図書館などで借りるという方法もあるが、どちらが良いのだろうか?それについて考えてみよう。
絵本は繰り返し読んで効果が発揮されるもの
そもそも絵本は1冊を繰り返し読むことで効果が高まるものだ。
1冊の絵本を繰り返し読み聞かせ、基本的には一緒に暗唱できるまで読み続けるようにするのがよいだろう。英語の勉強法でテキストを繰り返し音読し暗唱するというものがあるがそれと同じだ。
子どもも繰り返し親の真似をして音読することで、言葉を効率的に覚えることができる。
こういったことから、繰り返し音読して暗唱するための教材として考えるならば絵本は借りず買った方が良い、というのが私の結論だ。
図書館を利用するメリット
図書館を利用するメリットは何もないかというとそうではないだろう。
図書館を利用するメリットというのもある。それについて以下に書いてみよう。
メリット1 購入する本を子どもの反応を見ながら決められる
1番大きな図書館を利用することのメリットは、絵本などを購入するにしても、購入の際の失敗が少なくなるということがあるだろう。
私はAmazon(アマゾン)を利用して絵本などを購入することも多いが、やはり子どもの反応には当たり外れが大きい。当たりの場合良いものの、ハズレの場合は、半年経っても数回しか読まれていないなんてこともあり得る。これではお金の無駄だ。
こういった失敗などに対しては図書館を上手に利用することで避けることが可能であろう。
図書館で一度読んであげてから反応を確かめて、 本屋やアマゾンで購入するのだ。そうすることで、無駄な絵本を買うことも少なくなるだろう。
メリット2 子どもの新しい興味分野を発掘できる
図書館を利用することの2つ目のメリットは、子どもの新しい興味分野を発掘できるということがあるだろう。
子どもに絵本を選ばせると、分野がとても偏ったものになってしまうという問題がよく起こる。
例えば、男の子であれば、乗り物ばかりになってしまうというようなことだ。
やはり、教育上分野が集中することは避けなければならず、その他の分野の本も読む必要があるだろう。
図書館では、いろいろな分野の本もまんべんなくそろえているので、いろいろな本を手に取って読んであげると良いだろう。
そうすることで新しい興味分野の発掘にもつながるはずだ。
メリット3 会話力を高める教材としての絵本を借りられる
上記の通り、図書館で借りた本というのは、長期間借りられない問題があるので、暗唱できるほど繰り返し読んで言葉を覚えていくトレーニングには適さない。
しかし、絵本の内容を読み聞かせの最中や終わった後に、質問を投げかけて話し合い、会話のトレーニングを行うのには最適だ。
質問を子どもに投げかけるのも、いつも繰り返し読んでいる本よりも、そうでない本の方が関心を引くし、会話が弾むだろう。
絵本などは基本買う、しかし図書館も上手に使う
上記の通り、絵本は買って読んだ方が言葉の発達にはいいし、小さな子どもは、絵本を汚したり破ったりするため、基本買うほうが良いとは思う。
しかし、上手に図書館を活用することで、子どもの学習効果を高めることも可能だし、ムダな絵本を買わない事は家計の節約のためにも賢い行動だ。