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気をつけてはいるが…ついやってしまいがちな子どもに害を及ぼす親の行動
親として子どもには大いに成長して欲しい。もっともっと伸びて欲しい。そのように多くの親は考えているはずだ。
しかし、私も含めて、その想いに反するような行動をしているようなことがよくあるものだ。
私自身への注意の念も含めてであるが、子育てでついやってしまいがちだけど、絶対にやってはいけない親の行動を10個まとめてみたい。
10の絶対にやってはいけない親の行動
行動1 子どもの話を聞かない、または上の空で聞くこと
私も良くやってしまいがちな事だが、子どもの話を聞かないこと、上の空で聞くような事は絶対にやってはいけないことだ。
そのようにしていると親は話を聞いてくれない、向き合ってくれないと不満を持つようになり、次第に親の話も同じように聞かなくなるだろう。
また時には、親の関心を向けたくて、また、親に向き合って欲しくてわざと悪いことをしたりすることもあるだろう。
子どもの話を聞くときは上の空で聞くのではなく、子どもの顔をしっかり見て話すことが重要だ。そうやってコミュニケーションの見本を子どもに示し、子どもが将来大きくなったときにコミュニケーションができる大人に育てる必要があるだろう。
行動2 夜更かしなどの乱れた生活習慣で生活すること
親が忙しく、夜更かしなど生活習慣が乱れることもあるが、子どもは絶対に生活習慣を乱れさせてはいけない。
特に、夜更かしなどは、幼児期にそれがベースとなってしまうと、大きな問題に発展することがしばしば指摘されている。
例えば、睡眠不足による発育の恐れが生じる場合もあるだろう。発育といっても、心身両方におよび、体は大きくならず、脳の発育自体もおくれてしまう。
睡眠や食事も含めた生活週間の乱れは、将来の子どもの生活習慣が身につかない程度の問題ではなく、子どもの一生を変えてしまう大問題なのだ。それぐらいの意識をもって生活習慣を見直さなければならないときもあるだろう。
行動3 子どもが興味をもって取り組んでいる事に親が途中で介入すること
これもよくやってしまいがちではあるが、子どもが何かに集中して取り組んでいるときは、子どもがやっている事を止めるような、介入や邪魔はしてはいけないということがある。
子どもは自分の興味を持つことに一心不乱に取り組むことで自分自身を大きく成長させているのだ。
具体的には、集中力をつけたり、達成感や納得感、満足感を味わったりすることにつながっている。
身の危険があるなど本当にやってはいけないこともあるが、それらを除いては、子どもが何かに集中してやっているときは、そっと見守っておくのが良いだろう。
行動4 何かを漫然とだらだらさせること
これは上の3とは逆だ。子どもが集中することなく漫然とだらだら物事をさせることはやめさせる必要がある。
なぜなら、だらだらとさせることは、子どもの集中力を成長させる訓練とはならず、何事もだらだらするような悪習慣にも将来にわたってつながってしまうからだ。
何事もやることに対しては、集中して取り組むことを教えることが重要で、そうすることで何事もすぐに上達できるような大人に育つだろう。
行動5 絵本の読み聞かせの習慣がないこと
子どもの心や頭の成長を促す上で最も重要なものの1つとして絵本の「読み聞かせ」があるだろう。
絵本の読み聞かせによって子どもは体験できないような多くの世界を体験し、イメージし、社会のしくみや人間の感情などを知る。
もちろんそれは一例にしか過ぎず、アウトプットにつなげることで、何かをつくりだす創造力も養うことができるし、また、親子間の愛情を深めることさえできる。このように効果をあげればきりがないのだ。
東大生のほとんどは、子どもの頃に膨大な量の読み聞かせを行っているということも最近ではよく聞かれるようになっている。
親にとっては、疲れた夜の時間に絵本の読み聞かせをすることはとても疲れるし、大変なことだ。しかし、絵本を読んであげることは、こどもが成長していく上で最高のプレゼントになりうるのだ。
もし今、毎日絵本の読み聞かせを習慣にしていないのであれば、毎日1冊からでも良いので今からはじめることが重要だろう。
行動6 外遊びをさせず家遊び・室内遊びを中心にさせること
上では絵本の読み聞かせが心の発育に重要であると書いたが、身体の発育に最も重要であるのが外遊びだ。
子どもの外遊びは子どもの身体を強くするのは当然のこと、それだけではない。
幼児期にとっては外遊びをして身体を動かすことが頭をフル回転させることにつながっていて、脳の発達を促しているし、他者とコミュニケーションを取ることでコミュニケーション力や集中力、決断力など総合的に能力を高めることが可能だ。「たかが外遊び」ではないのだ。
行動7 過度な甘やかし
私も含めてかもしれないが、最近は子どもを甘やかすタイプの親が多くなっていると感じる。
確かに子どもはとてもかわいいものだ。しかし、親は心を鬼にしなければならないときも多いだろう。
大人になったときにやってはいけないことは子どもであってもやってはいけないのだ。「ダメなことはダメ!」と断固として接することも時には必要なことだ。物事の善悪がわからないような大人に育ってしまった場合、ひどく苦労してしまうのは子ども自身だ。
小さな過ちが大きな過ちとなり、人生を台無しにしないように、親は過度な甘やかしをすることなく大人と同じように接する必要があるだろう。また家族の一員としてお手伝いなども子どもに任せる必要があるだろう。
行動8 否定的な言葉を子どもにかけること
「あなたにはできない!」など、子育てに子どもの可能性を否定するような言葉をかけることは絶対にやってはいけないことだ。
そういった否定的な言葉は、子どもの強い暗示として、子どもの可能性をつぶすことになってしまう。子どもにとっては可能なできることなのに親のひどい一言で本当にできなくなってしまうこともあるのだ。
物事は絶対に否定的側面しかないようなことはない。どんなマイナスに見えるような物事でさせ、別の面からみると必ずプラスの側面をみつけることができるものだ。

それを見つけて積極的に肯定的な言葉をかけ、子どもをどんなときでも認めてあげることが大切だ。(なかなかこれが大変な事は自分自身痛感しているところだが。)
また、少し関連しているが、他者(兄弟・友達など)との間で、ネガティブに子どもを比較するような言葉かけも絶対にやってはいけないことだ。その子の個性を否定することにつながってしまう。
成長の差など他者との違いは誰にでもあることだ。このように比較されることで子どもは落胆してしまい将来にわたって成長の芽を摘んでしまうことになりかねない。
行動9 子どもにお手伝いをさせないこと
私も含めての反省であるが、子どもに積極的にお手伝いをさせない家庭もあるだろう。
親自身も子どもに教えながらやることは時間もかかるし面倒であるし、自分がやってしまった方が速いと考えがちだ。
しかし、家庭内のお手伝いをさせないという行為は、せっかくの子どもの成長の機会を奪ってしまっているだろう。子どもは、親からお手伝いを依頼されそれをこなすことで、多くを考え、身体を動かし、心身を発達させることにつなげている。
また、それだけではなく親から感謝されることで、愛情や感謝の気持ちも学び取る事ができるだろう。感謝の気持ちを受け、自主的にこなせるようになれば自主性も育てることができる。
行動10 子どもに様々な体験をさせないこと
子どもを大きく成長させるために、とても重要な事は子どもの持った才能を発見し、それを親が磨くための手助けをしてあげることだろう。
その中で難しいことに1つが、子どもの人よりもすぐれた才能の部分を発見することだ。「何がこの子のすぐれた才能なのか?」「この子は何が得意なのか?」それがまだ分からない親も多いことだろう。
子どもの得意分野を見つかるためには、やはり親が様々な体験を子どもにさせてあげることが重要だ。
そのためにはお金がかかる、かからないに関わらず、色々なものを実際に見せて、触れさせてあげることだ。美術館や博物館、スポーツ観戦などに行く。海、山、川などの自然に行くなど、様々な場所に実際に足を運んで、本物に接することが重要だ。多
種多様なものに触れさせる中で、親にとっても子どもの興味が少しずつわかってくるだろう。それがわかってくればその才能を伸ばすために親は手助けをすればよいだけだ。
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